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選挙戦14日目が終わりました。今日は、日本のこころを大切にする党代表の中山恭子参議院議員と同党全国比例候補の西村真悟前衆議院議員が福岡県内で街頭演説を行いました。夜は同党公認候補、福岡県選挙区の石井ひでとし候補個人演説会を開催し、多数ご参集いただきました。

実は個人演説会終了後に、支援者の方から「石井ひでとし候補は比例何位なの?」と聞かれました。「石井ひでとしは福岡県選挙区です」とお答えしたのですが、「選挙区でも比例で名前書いていいんでしょう?」と譲りません。しばらくお話ししてみて、その方が衆議院選挙の制度と混同しておられることに気づきました。

ここまで読んで、なるほどと思われた方は何割おられるでしょうか。実際のところ、細かい選挙制度のことはわからないという方が多いのではないでしょうか。同じ国政選挙でも、衆議院と参議院では、選挙制度が全く異なります。投開票日も近いことですし、いまさら聞けないという皆さんのために、選挙制度をわかりやすく解説してみます。

そもそも衆議院と参議院はどう違うの?

細かく説明すると色々ありますが、一番の違いは権限です。衆議院も参議院も法律や国家予算を審議することは同じですが、より強い決定権を持っているのが衆議院です。例えば法律は、参議院が法案を否決しても、衆議院が再可決すると成立します。参議院はどちらかというと、国政のチェック機関といった役割があるのです。

衆議院は参議院に比べて権限が強いのですが、議員の地位は決して盤石ではありません。参議院と違って衆議院は任期が2年短く、任期途中であっても総理大臣の決断によって解散することがあります。衆議院が解散した瞬間、衆議院議員は失職することになります。

選挙区と比例代表の違いは何?

比例は、正確には比例代表制といいます。選挙区が政治家個人を選ぶのに対して、投票する政党を選ぶのが比例代表制です。選挙区の区割、比例区の区割は衆議院と参議院では全く違います。投票の仕方も異なります。従って、せっかく衆議院選挙の仕組みを勉強しても、参議院選挙では活かせないということがあります。その逆も同じです。

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衆議院には重複立候補という制度があります。これは比例ブロックと小選挙区の両方に立候補して、小選挙区で落選しても比例ブロック区で復活当選しようというものです。衆議院の小選挙区は一人しか当選しません。しかし落選しても、当選に惜しいくらいの票を獲得していれば「復活当選」ということがあり得るわけです。

それに対して、参議院は重複立候補ができません。だから、参議院議員になろうとする人は全国比例区から出るか、都道府県選挙区から出るか選択せねばならないのです。

投票用紙の書き方を知らないと、投票が無効になる

あんまり衆議院選挙のことを書くと混乱するので、ここからは参議院選挙の説明だけ行います。

全国比例区:政党名もしくは、比例区に立候補している候補者の名前を書く
都道府県選挙区:候補者の名前を書く

参議院の全国比例区は、まず政党ごとに獲得議席数が決まり、あとは個人名の獲得票数によって当選順位が変わります。

参議院の選挙区については一部、2県またがった「合区」もありますが、ほとんどが都道府県単位です。また人口によって、当選する議員数も異なります。ちなみに福岡県選挙区は3名が当選します。

繰り返しになりますが、参議院には重複立候補制度がありません。従って、比例の投票用紙に都道府県選挙区の候補者名を書くと無効になりますし、都道府県選挙区の投票用紙に政党名や比例候補者の名前を書いても無効になります。

せっかく貴重な一票を投じても、無効になったら意味ないですよね。だからこそ、制度の違いをよく知っておくことが大切です。

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意外に重要な参議院の役割

ところで、参議院は衆議院に比べて権限が弱いという話をしました。しかし解散がなく、任期も6年と長いため、国政に対する影響力は極めて大きいと言えます。国会議員は国会で政府に対して質問ができます。この質問などを通じて、国会議員は「いま国政で何が問題なのか」を国民に伝え、世論を喚起することもできます。

衆議院と参議院で与野党のバランスが異なる場合、国会内の対立が深まることも多々あります。それにより国政のスピードは落ちますが、両院が牽制しあうことで、政府が間違った選択をする可能性も少なくなると言えます。

国民有権者が参議院選挙で投票する場合、とくに比例代表で政党を選ぶ場合は、長期的な視野に立って、どの政党の勢力を伸ばすことが日本国にとって良い選択になるか考えると良いでしょう。